ZZR過去の雑誌記事 高速ツーリングにはよさそう
過去にバイク雑誌に掲載された記事を紹介しています。
http://home1.catvmics.ne.jp/~assmblex-10/magaz.html
雑誌掲載機会がとっても少ない、業界ではかなりマイナーな存在らしいZZR250。 そんなZZR250についての掲載記事を原文のまま紹介します。 ZZR250の購入をお考えの方、既に購入済みで長所・短所が気になる方は必見!
※掲載にあたり各出版社編集部に問い合わせさせていただき、問題ないことを確認済みです。
「タンデムスタイル」`03/4月号 レコメンド・ザ・バイクNo.018より
<エルビーマガジン社発行>
軽快なビートを奏でる希少なツアラーモデル
どんなバイクでもツーリングに行けないことはないけれど、より快適性を求めると、それなりの装備をもつモデルがほしくなってくる。そんな旅人派におすすめしたいのが、ZZR250だ。
ツーリングモデルは俗にツアラーと呼ばれているが、こと普通二輪免許で乗ることができるモデルを国内ラインナップで探してみると、ほとんどないことに気づかされる。 数年前にスズキRF400Rがラインナップから落ちてしまったあと、純粋にツアラーと呼べるスポーツモデルは、カワサキから発売されているZZRシリーズだけになってしまった。では、ZZR400とZZR250、どちらがいいのか。 ロングクルージングでの快適性となれば、当然、排気量の大きな400のほうに分があるが、400は4気筒、250は2気筒というまったく異なるエンジンを搭載しており、そのキャラクターは乗り味的にも大きく好みが分かれるところだろう。 また、それによる燃費の経済性や、ツーリングとは関係ないが、車検の有無など維持費の面を考慮することでもその選択は分かれることになろう。
ZZR250は90年の発売開始以来、実に13年もの間ロングセラーを続けているモデル。 しかも一度もフルモデルチェンジを経ていない珍しい経緯もある。その前身は搭載している水冷並列2気筒エンジンが初搭載された、85年のスポーツバイク・GPZ250Rにまでさかのぼる。 以後、GPX250Rへと進化する過程で、高出力高回転化によってエンジンも熟成が図られている。 その後、アルミツインチューブフレームを擁するZZRとなった。つまり、フレームは新規となったが、すでに何代にもわたる変遷のうちに熟成されてきたモデルだというわけ。
そのスタイリングは兄貴分のZZR1100と共通のイメージをもつ、上質なグレードを感じさせるもので、重厚感もある。 3次元曲面をもつヘッドライトまわりやビルトインウインカーなどにより、風切り音を低減し、フルカウルのウインドプロテクション効果とあいまって、高速道路での巡航も難なくこなしてしまう。 また、突起のないなめらかな曲線で面合わせされたフレームと、カウルやカバー類などが、防風効果はもとより、ツーリング時にいたずらにライダーの体へ当たらない細やかな設計になっている点も、地味ながら光る。 荷物満載に重宝するカワサキ独自のバンジーフックや、タンデム走行時に便利なアシストグリップ、センタースタンドといった装備も、ツアラーモデルとしての資質を備えているといえよう。
走りの素性は直進安定性がよく、コーナーでの軽快性も高い。 劇的に旋回性があるわけではないが、飛ばしても流しても、普通にゆったりと曲がることができる。 初心者でも安心してライディングを楽しめる穏やかな設定だ。 また、車重が圧倒的に軽いことも、気構えずに乗れる心のゆとりにつながるはず。
エンジンは低速ではやや振動が大きいものの、ある程度回してやれば気にならないし、ツインエンジンの出力特性的にも、そのほうが元気のいい走りが楽しめるように思う。
タンスタスタッフのワガママ言いたい放題!! IMPRESSION
◇ちえピョン◇ カッコよさもある! 女性でも問題なく乗れる!
第一印象では「いかにも速そう」なスタイルに惚れ惚れ。 が、実際に走ってみると、普段、高回転エンジンのバリオスに乗っているせいか全体的にパワー不足を感じてしまった。 特に1速、2速の引っ張りが、ちょっと効かない印象。セパハンは初めてだったので前傾姿勢のポジションに不安があったものの、走り出してみると違和感ナシ。 でも、コーナーを曲がる時、フロントに重さを感じて少し怖かった。 また60km/hを超えたあたりでの振動も気になるところ。 全体的に思いっきり走りを楽しみたい人には少し物足りないかもしれないけれど、スタイルはカッコイイし、車体も重くないので初めての愛車、また女性にも問題なく取り扱えるおすすめマシンだね。
◇マンボ斉藤◇ 優しさとワイルドさ 二面性のある性格
もともと設計が古いエンジン、また2気筒ということもあってか、メカノイズの大きさは否めない。 しかし、それもツインエンジンの味と割り切れば「ドカドカドカッ!」というワイルドな加速を楽しめる。 ハンドルはセパレートハンドルなので「ポジションのキツイ前傾姿勢になるのでは?」と初心者には抵抗があるかもしれないが、またがってみればそれほど前のめりになるわけでもなく、ゆったり感があった。 250ccクラスにしてはハイパワーなので、おとなしめの外観には似合わないポテンシャルも秘めている。 車体はスリムで足着き性もよく、女性ライダー御用達になっているのもうなづける。 街乗りから高速道路を使ってのツーリングまで幅広く使える。
◇C.Arai◇ デザイン・性能すべてがマイルドで旅の相棒にピッタリ
全体的にマイルドな性格で、同クラスの直4と比べると若干のパワー不足感は否めない。 でも低速トルクはしっかりあり、エンジンもよく回るので、街中でも案外スムーズに走れてしまう。 だた最近お腹の出具合を気にしているオイラが乗るとバイクはかなり辛そうで、思った以上に前に進まない。 大柄なボディなので身体が大きい人でもポジションは窮屈じゃないけれど、正直いって体重の重い人だとパワー的に厳しいところがあるかも。 スリムな車体に2本出しのマフラーや折り畳み式のミラーなど、スタイリッシュで女性に人気なのもうなずける。 あとは旅の風景を壊さない、適度な地味さ加減もロングセラーの秘訣なんだろうね。
◇かみぢい◇ 細部が熟成されれば完璧なんですけれどネ……
各部の仕上げも兄弟モデル共通の高級感があるし、ライポジは250ccならではのコンパクトさがあって二重マル。 パラレルツインのエンジンも、どこのギヤに入っていてもスロットルを開けるだけでわりとトルクがツイてくるイージーさがあって、ビギナーにも乗りやすいのではと思わせる。 また、高回転型なわりに燃費がいいのも見逃せない点だろう(過去にツーリングで30km/Lを記録した経緯がある)。 ただ、燃料計や時計が装備されていないのは、時代遅れの感あり。 また、本気で飛ばしたときは、やっぱりフロントブレーキにはダブルディスクがほしくなる。 こんな点をマイナーチェンジで解消してくれると、さらによくなるはず……。
「ジパングツーリング」`98 VOL.7 今月の旅の相棒より
<アポロ出版社発行>
キビキビした乗り味でどんなシチュエーションでも走るのが楽しい
第一印象:どことなくスポーティな、戦闘的なイメージで好き。 マフラーが左右2本出しというのも好み。
ポジション:自然体で乗れる楽なポジション。 長時間走っていても部分的に疲労が募ったりはしなかった。
足着き:両足を地に着けた状態で、わずかに両足のかかとが浮くくらい。 片足なら余裕。
スタンド:慣れていないせいだと思うけど、スタンドを出そうとするたびに探してしまった。 でも整備するときにとても便利な、センタースタンドがあるのがすごくうれしい。
積載性:荷物を載せる部分の面積が広いので、積んだ状態に安定感がある。 荷物を掛ける収納式のフックは、未使用時には目立たずスッキリしていて好印象。
メーター:昼も夜も見やすい。 ハンドル周りのスイッチ類も扱いやすかった。
ライト:照射範囲が広めで十分明るかった。 だから夜の走行でも安心感があってとてもよかった。
燃費:13.5km/L。 ド新車で、慣らしの最中だったから、あくまでも参考記録。
乗り味:極低速のパワーがちょっと物足りないような気がしたけど中速域以上は不満を感じなかった。 ストレートでの加速や減速、コーナリングでも切り返しなど、車体が扱いやすくて乗ってて楽しかった。 乗り慣れればもっと楽しめると思う。
グッド:カワサキらしい、キビキビした乗り味が大好き。 加速、減速、コーナリング、どんなときもマシンの挙動がしっかり感があって、走っていて楽しかった。欲しい。
トータル:乗ってて気持ちいいし、ツーリングにも使えそうだし、言うことなし。(燃費がちょっと気になるけど)
「モーターサイクリスト」`97 連載企画 人気250徹底攻略ハンドブックより
<八重洲出版社発行>
恐縮ですが、都合により掲載を中止させていただきます。(`04/10月)
`04/6月に出版社に問い合わせしたときには問題ないことを確認していたのですが、 その後 出版社より、やはり掲載を中止してほしい旨の連絡がありました。
「ヤングマシン」`97/3月号 ウンバとタカコのTest & Checkより
<内外出版社発行>
※フリーのバイクジャーナリスト「ウンバ」と公募で選ばれた`97テスト&チェックギャル「タカコ」の連載シリーズ。
今月のマシン:リクエストが多かった250のZZ-R
ウンバ>今月のバイクはリクエストが多かった250ccの水冷4ストローク
2気筒エンジンを搭載したロードスポーツ、ZZ-R250だ。
ちなみにZZ-Rの読み方はダブルズィーアールが正しい。
タカコ>私のお父さんがZZ-R1100と400を持っていて、私も400は
何回か運転したことがあるんです。でも、250は初めてですね。
ウンバ>なお、今月`97モデルが発表されたけれど、メカニズムに変更は
ない。
PART-1 マシンチェック: 大柄なバイクだけど足着き性などは良い
(※中見出しのみ抜粋しています)
メカニズム: 充実した装備ながら2気筒で
価格は割安
スタイリング: シンプルなデザインで長く
つき合えそう
ポジション: わずかに前傾していて長距離
でも疲れない
取りまわし: 車体サイズのわりには軽くて扱いやすい
引き起こし: ガソリンが満タンだと起こすのは大変だ
足着き性: スリムな車体なので足を着きやすい感じ
PART-2 ロードテスト: 軽快な操縦性と燃費の良さは見逃せない
◇市街地: 中速域でモタつくが軽快な操縦性は魅力
ウンバ>街中で気になる発進のしやすさはどうだった?
タカコ>クラッチのつながりがソフトなのがなじめなかったですね。
もうちょっと、スパッとつながるほうが運転しやすいと思いました。
ウンバ>それは好みの問題だからいいけど、初心者はソフトにつながる
ほうがエンストしにくくて扱いやすいんじゃないかな。
タカコ>そう、エンストしにくいですよね、このバイク。
低い回転でも力があって。
ウンバ>これも2気筒の良さだね。
だけど、動き出してからの加速が多少もたつく感じがある。
タカコ>だから、何かあってビュッて前に出たりするのが難しいんです。
ウンバ>むかしと違って最近の4気筒は低中回転のもたつきもないから、
この点だけは扱いにくく感じられるね。
それでも操縦性が軽快だっていうのはいいでしょ?
タカコ>ZZ-Rの400に乗っていたので、どうしても重いっていう
イメージがあったんですが、これは軽くていいですよ。
ウンバ>バリオスなんかよりも軽快だね。スリ抜けなんかはしやすい?
タカコ>バックミラーがジャマなのとカウルがあるために前輪が見えない
のでスリ抜けはしやすくないですね。
ウンバ>ブレーキの効きはどう?
タカコ>後ろのブレーキがもうちょっと効いてほしいかな。
◇高速道路: フルカウルの効果で長距離でも疲れない
ウンバ>高速道路を走った感じはどうだった?
タカコ>やっぱり、カウルが付いているバイクはラクだなって思いました。
私がふだん乗っているバイクって2台ともカウルなしじゃないで
すか。高速道路を同じくらいの距離を走るとグッタリしますからね。
ウンバ>ZZ-Rで80km/hだったら、ほとんど風圧を感じないからな。
でも横風にはちょっと弱いんだよね。
タカコ>信号待ちしている時にはちょっと振られましたが、走っている
ぶんには気になりませんでしたよ。
ウンバ>操縦性が軽快でサスペンションの設定も乗り心地重視なわりに
は安定性が高いね。エンジンは?
タカコ>回転を上げるとそれなりに加速するんですが、けっこううるさい
のが気になりました。
ウンバ>4気筒エンジンのカン高い音とは違うから僕は気にならない
けれど、うるさいのは確かだね。
◇峠道: S字カーブの切り返しなどが軽くて得意
ウンバ>峠道でのエンジンの力強さはどうだった?
タカコ>回転を上げないと、あまり力強くないですね。
ウンバ>回転を上げればけっこう力強いんだけど、エンジンの音が
うるさいんだよね。操縦性はどうだった?
タカコ>すごくいいなって思いました。
S字カーブなんかでもヒラヒラって軽く切り返せるんです。
ウンバ>エンジンの幅が狭いためにジャイロモーメントが少なくって、
倒し込みが軽いんだ。
タカコ>それにスピードを出していてもヒュンって曲がれちゃうのが
いいですよ。
ウンバ>サスペンションがしっかりしていて、きついカーブでも安心感が
あるね、ブレーキはどう?
タカコ>前ブレーキは効くんですが、後ろが甘いので強くブレーキを
かけた時がちょっと不安でした。
ウンバ>雨が降ったりしたら、急ブレーキに気をつかうかもしれないね。
◇2人乗り: ラクチンな乗り心地でツーリングもOK
ウンバ>2人乗りで後ろに乗った感じはどうだった?
タカコ>ラクですよ。
シートが広くて、シートの後ろには持つところも付いているし。
ウンバ>2人乗りでツーリングにも行けるかな?
タカコ>だいじょうぶですよ。
ZZ-Rに2人乗りでツーリングしているのを見たことあるし。
ウンバ>運転した感じも安定感があって、フラつくこともなかったからね。
◇燃費: 街乗りでも満タンで約450kmも走れる
ウンバ>燃費は平均すると26.1km/Lでエストレヤなどの単気筒モデル
ほどではないけれど、250の中ではとても良かった。
タカコ>街中で24.9km/Lも走るのはいいですよ。
バリオスだと、20km/Lなんて走れませんから。
ウンバ>バイクの維持費の中でガソリン代は最も高いから、この差は
大きい。
タカコ>バイクの値段とかも考えたら、すごく経済的なバイクなんですね。
ウンバ>それとタンクに18Lも入るので、市街地だけでも満タンで
約450km走れるよ。これも大きな特徴だね。
PART-3 メカニズムチェック: 装備は充実しているけれどヒューズ交換は大変だ
(※中見出しのみ抜粋しています)
メーター:ツーリングで便利なツイントリップ装備
バックミラー: 数値では平均的だが実際には良く見える
ハンドルまわり: 古いタイプのスイッチだけど使いやすい
積載性&収納性: 収納式と固定式の荷かけフックを備える
ヘッドライト: カワサキ独自の扇形に照らすロービーム
オイル&冷却水: オイル・冷却水とも点検はとても簡単だ
プラグ: ガソリンタンクを外す必要あり
エアクリーナー: 点検にはガソリンタンクとステーを外す
バッテリー: メンテナンスフリータイプで脱着も簡単
ヒューズ: 取り外しが大変なカバーの内側
サスペンション: 車載工具がないので調節はショップで!
車載工具: 取り出しがしやすく内容的にもほぼ満足
PART-4 メーカーとQ&A: 4気筒エンジン搭載の予定は?
Q>2気筒エンジンの良さもわかるのですが、ZXRやバリオスなどの4気筒エンジンを搭載しなかったのはなぜですか? また、今後搭載する予定はありますか?
A>250ccクラスでの4気筒エンジンはどうしても高回転になることから、ツーリングなど実用域において扱いやすくトルキーなツインエンジンを採用しております。また、今後の4気筒エンジンの搭載についても、スポーツコンセプトのバイク以外では予定しておりません。
Q>ZZ-R400には燃料計が付いていますが、250にはなぜないのですか? また、燃料計もしくは燃料残量警告灯を装備する予定はありますか?
A>燃費の良い250ccツインエンジンと大容量18Lタンクということから、ツーリングに行っても他のモデルがガソリン補給する時までガソリン残量を気にする必要がないほど航続距離が長いため、特に燃料計の採用は考えておりません。なお、今後については必要性を検討して行きたいと思います。
回答: カワサキモータースジャパン 広報課
総合評価: 軽快で経済的なツーリング向きのバイク
ウンバ>ZZ-R250をテスト&チェックしてみてどうだった?
タカコ>高速道路で快適なので、ツーリングにはいいバイクなんだなって
思いました。
ウンバ>それと操縦性が軽快なのもいいよね。
タカコ>エンジンの力強さがそれほどでもないので登りは速くないですけど
下りとかだったらスイスイ走れちゃうんですよね。
ウンバ>あと、車体がスリムなので足着き性がいいとか燃費がいい
なんていうのも2気筒の良さだね。
その代わり、4気筒のようなパワー感やスムーズさに欠ける。
タカコ>アクセルを開けてもグッと前に出ないので、街中で意外と扱い
にくいのにちょっとガッカリしました。
ウンバ>最近の4気筒は低い回転でも力強くなっているからね。
タカコ>私は、バリオスなんかの4気筒のほうが好きですけれど、
ツーリングに使うのならZZ-Rもオススメですよ。
ウンバ>僕もそう思うな。