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思考の整理学 本は買わずに図書館で。それが積ん読にならない。

図書館で予約していた本が用意できたとメール連絡が入った。

「思考の整理学」だった。

いつ予約したのか、忘れるほど前に予約した本だ。

アマゾンで、どんな本なのか調べてみると、、、

このレビューがおもしろい


15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 普遍的な「頭の整理」の提案, 2010/3/11
By hawaiijoho "hawaiijoho" (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)
レビュー対象商品: 思考の整理学 (ちくま文庫) (文庫)
ネット時代到来の前に書かれた(1983年)書かれたものです。
具体的な整理ノウハウとして、スクラップブックやメモをあげています。これらはコンピューターで簡単に、効率的におきかえることができるでしょう。
ロングセラーになっている理由は「創造的なアイデアの整理」を提案しているからです。これが普遍性をあたえています。

ネット社会になり、知識の再生や記憶は、たやすくなってきました。「知識の整理」は簡単です。
しかし、「創造的アイデアの整理」は、ネットでは置き換えることができません。
整理だけでなく、「どうやって創造性を高めるのか」「どうやって実現化していくか」というところまでも、触れています。

ノウハウ本のようなタイトルですが、エッセイです。具体的なノウハウは、ゆっくりと読んで抽出する必要があります。ちょっとした手間がかかるわけです。
しかし、この過程を経て理解すると、頭から離れません。

これに関連することが、本に書かれていました。もっとも印象的な箇所でもあります。

「昔の塾や道場では...あえて出し惜しみをする。じらしておいてから、やっと教える・・・すべて教え込むのではない。本当のところはなかなか教えない・・・弟子はなんとか師匠のもてるものを盗みとろうと考える・・・これがねらいである・・・いまの学校は教える側が積極的でありすぎる・・・知識を与えるのに有能であればあるほど、学習者を受身にする」

この視点からみると、著者は本当のエッセンスを行間に隠しているやもしれませんね。もっと踏みこむと、「盗もうとして読んだ人には名著になり、受身で読むと駄作になるのが良い本」ということになります。

 

 


212 人中、181人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 忘却のススメ。, 2004/2/8
By Think! - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 思考の整理学 (ちくま文庫) (文庫)
考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。
最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、
ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っている
ので、驚きました。

1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなど
いささか古い面もありますが、

それでもなお今でも通用する部分が多々あります。

目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。
これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、
新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。

そして、思考の整理という観点から眺めると、
倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。

工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。
つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。

目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、
知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、
「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。

また、著者はこんなことも言っています。

「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。
  そして、大切なことはノートに書くな。」

どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。
詳しくは、本文を読んでみてください。
「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。

 

レビュー全部で135件もあるよ!!

 


206 人中、180人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 思考を育てる本, 2004/8/20
By めぐ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 思考の整理学 (ちくま文庫) (文庫)
入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。

よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。

 


66 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 現代でも通用する考え, 2007/7/7
By yukimaru " ユキマル" - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 思考の整理学 (ちくま文庫) (文庫)
著者が一番書きたいことは、情報や思考を整理する方法ではなく、考えるとはどういうことなのかということのようです。本書の出版は1986年。本格的なコンピューター社会を迎える前兆が感じられつつあった20年前にあって、コンピューターにまかせられることはまかせ、自ら考える主体的なアタマをとなる必要性を問いています。

「とにかく書いてみる」という章には深く頷いてしまいました。

《書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである》

「自分が何を話すか自分で分かっていない」と言ったのは内田樹氏。「思考の整理法」とかその手の類書とは一線を画しているようにも思え、氏の考え方は充分に現代でも通用するのだと思います。
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26 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 思考を整理するヒントとして, 2009/7/31
By Lotus (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)
レビュー対象商品: 思考の整理学 (ちくま文庫) (文庫)
受動的に知識を得たり、模倣することはできても、
独力で知識を得たり、新しいものを発見することの苦手な人間を「グライダー」に、

一方、
自分でものごとを発明・発見していくことのできる人間を「飛行機」にたとえ、

「グライダー」にエンジンを搭載するにはどうすればよいかを思索しようという良書。

読書ひとつとっても、
ただ量を読むのではなく、
「解釈」が必要なものを読む。
洋書を読むことも、ここにあたるそうだ。

さらにその「解釈」をもこばむものを、想像力・直観力を駆使して読む。
それが「思考的読書」だ。

要は「思考する」ということにある。

そのためには、
頭の中を整理し、「価値観」に基づいて処分・忘却することも必要だ。

「情報」を寝かせ、発酵させることによって「知」は深まる。
そうして残った知識こそが「力」となりえる。

部屋に閉じこもって思索に没頭していても
創造的な発見はなされない。
「飛行機」になるためには、
仕事をし、汗を流し、普通の生活をしながら、
自ら思考し、その思考を整理しなければならない。

How Toものではなく、
「思考を整理する上でのヒント」として読みすすめることができるエッセイ集である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 要旨, 2010/5/17
By たかさん - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 思考の整理学 (ちくま文庫) (文庫)
6歳になると小学生に入学することが制度として定められており、人は誰でも強制的に勉強をさせられる。最初は勉強の仕方がわからないので、教科書と先生が用意されて引っ張られて完全に受動的に勉強を始める。最初はみんな一斉に引っ張るグライダー方式の勉強は致し方ないが、その後も中学高校大学に至るまで受身のグライダー方式の勉強が続くことは問題である。グライダー人間は与えられた問題を解く事は得意だが、自分で課題を見つけることは苦手である。しかし、グライダーとして優秀な生徒が高く評価され、世間も自分も自分で飛翔できる飛行機型人間と錯覚してしまう。学校で優等生が社会に出て必ずしも役に立たないということが起こる。勉強を教えるにはある低度引っ張ることは必要だが、あまり熱心に教えすぎるのはかえって良くない。昔の寺子屋では高度な漢文の素読をしたが、意味は教えなかった。子供はわけもわからず音声として覚えたが、やがて意味が知りたくなる。これが自分で課題を発見して能動的に学ぶ動機づけになる。伝統芸能の世界もいきなり教えてはくれない。まずは掃除などの雑用だけをやらされる。やがて教えてくれないことが知りたいという欲求を生まれたところで、少しだけ教えてくれる。ここでも奥義は教えない。ごく一部の熱意のある人だけが自分自身の創意工夫で新しい奥義を見出したり、教えてもらったりして免許皆伝となる。だから形式的な歌舞伎の世界でも各自が独自の魅力を作り出すことができるのではないか。
  文学研究なら、まずは原著を読む。批評や解説本を読むと自由な発想ができない。原著を読んで感動したところ、疑問に思ったところなどを書き出していく。これが素材である。しかし、そこに「酵素」が加わらないと発酵が始まらない。酵素はちょっとしたアイデアやヒントのことだがこれは原著の中に見つからなければ、偶然見つかるまで待つしかない。例えば週刊誌の中や雑談など思わぬところにヒントがある。そのためには専門と関係ないことにも関心を持つことが大切で、専門書ばかりを読むばかりではなくいろんなジャンルの情報に触れ、いろんな分野の友達を持つのが良い。そうしてアイデアが見つかるとしばらく寝かせて発酵を待つ。するとある朝突然いい考えがやって来る。

 

 

■印象に残ったフレーズ
【つまらないことはいくらメモしてもいい。そうすれば、安心して早く忘れられる。
  大切なことは書かないでおく。そして、忘れてはいけないとするのである。】
人はメモを取ることで忘れ易い傾向があり、またメモを取ることに気を取られ、
話し手との時間を有意義に過ごせない、という事を謳ったフレーズです。
一見するとただのツールのように感じますが、このフレーズの裏には「情報の選択とは」
について考える機会を得ることができます。
上記のフレーズが唯一の正解ではありませんから。

 

 

「本を読む本」の訳者である外山氏の著作
なかなか内容が濃くて実践的かつ参考になった。

以下本書の実践的な要約を記す。

学校教育について、思考においてグライダー型人間訓練所と言及する。ここでグライダーとは自力で飛ぶことができないことを例えている。つまり、自力で考える、考えを整理するということを教えられない。グライダーの対として飛行機型がある。これは、思考が創造的で自ら整理できる人間である。学校教育を離れ社会に出ると飛行機型を求められる。グライダーでいくら優秀でも実社会では役に立たない。私たちは飛行機型を目指さなければならない。

 まず、創造的な思考をするためにはどうすればよいか?
・朝飯前に知的作業を行う。
・考えを寝かせる。(時間を置き、発酵させる)
・編纂・編集し、二次的な創造を行う。(エディターシップ、メタ・クリエイション、カクテル)
・周辺に関心、広く視野を持つ。(セレンディピティ、副次的発見)

 次に思考を整理するにはどうすればよいか?
・メタ化(抽象化)する。
・スクラップ
・カード・ノートに書き留める。
・博覧強記(一つのテーマに絞って集中的に読書・記憶、つんどく法)
・メモをメタ・ノートに転記する。
・ノートの記述を読み上げる。(より多くのチャンネルを通し純化させる。)
・不要な情報は忘却する。(気分転換、眠る、汗を流す)
・とにかくテーマに沿って思ったことを終わりまで書いてみる。

飛行機の推進を上げるにはどうすればよいか?
・異質な者同士で雑談する。(ブレインストーミング)
・自分自身、他人を誉める。(自己暗示、円滑な思考)
・現実の行動(1次的現実)になぞらえて思考する。
・未知への遭遇。(とにかく繰り返しぶつかり、自分で考える)

 

 
  以下の6点は、参考になりおもしろいと思った内容を自分なり
の解釈でまとめたものである。
 
●アイデアの生み出し方
【素材】と【ヒントや型】を混ぜ合わせ、寝かせておく。
  この寝かせておくというのが大事なのだ。無意識の作用を
意図的に活用するのがポイント。

●情報のメタ化
  思いつきや着想を他の思考や型と関連させて整理をし、
普遍化や抽象化を行う。
  思考の整理は捨てることだけを言うのではない。より高い
抽象性へ高める質的変化も言うのだ。

●ネタのストック化
  着想やヒントはまずは手帳へストック。しばらく寝かせておき、
見返す。そのとき、何でこんなこと書いたんだろうと思うような、
色あせてしまったものは捨てる。そうでないものを別のノートへ
書いておく。いわばふるいをかいくぐった良質の考えの保存の
場である。寝かせている分、以前の着想やヒントより考えの幅
をプラスできる可能性もある。
  著者の表現を借りれば「わが思考すべてこの中にあり」である。

●人間の頭脳は工場と倉庫
  倉庫に知識を詰め込みすぎても、スペースが狭くなり工場
(ものを考える、生み出す)の能率が下がってしまう。
  「忘れる」とは、工場の邪魔になるものを取り除き、工場の
能率アップを図る大事な作業なのである。

●書くことは考えること
  何か考えたら書いてみる。
  書いているうちに思考の整理がされ、昇華される。
  書いているうちに何か浮かんでくる。
  (それは、しゃべることも同じ。)
  書き出したらとまらないこと。勢いを大事にする。あとで十分
推敲するのだから。
 
●自分だけのことわざを
  ことわざは具体的な現実を定理化し一般化したものである。
  自分の経験、知識、思考を凝縮させた自分だけのことわざ
を作ることで思考が体系化される。

↑ここまでまとめてあるレビューを見ると、もう読む必要無い?

でも、まぁ、これはメモとして置いといて、
ゆっくり読んでみよう。

↑これがだめなんだよ。

本を買ってしまうと、いつかゆっくり読めばいい、と、積ん読になる。
ほとんどそうなる。

だから、最近は本を買わない。

図書館の貸出期限2週間の縛りで、きっちり読む。

だいたい、返却前日に読む。

これがいい。集中して読める。

今集中して、読んでおかないと、明日には手元になくなる。

だから集中して読める。

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